自然との絆の再生 {Reconnection}

その歴史の中で、サーフボードのデザインはより簡単に、より使いやすくするために発展してきました。
リーシュが付いている為、よほどの状態に遭遇しなければサーフボードを失う事はありませんし、パフォーマンスとしてある程度の高いレベルに到達したい、高い波に乗りたいという目的でなければ、波に乗るための知識が無くても、上手に泳ぐことが出来なくても波に乗ることが出来ます。
サーフィンは今や非常に人気が高く、巨大な産業になっています。
古来ハワイでは、男性も女性も、子供も、浮力やリーシュの無い、小さな木のALAIAでハワイのワイルドな波に乗っていました。彼らの泳ぎと海に対する智恵は計り知れないものでした。
彼らがサーフィンを通じて得られる歓びは自然に対する深い畏敬の念に溢れており、彼らは自然の一部であること、そして自然にぴったりと寄り添うことに、高い意識を持っていました(それは今でもハワイの文化で強く根付いています)。
ALAIAはそうしたものの集大成です。容易な道ではありませんが、その道程には、尽きることのない歓びと、自然と一体になり、自然との絆を取り戻す恩恵が待ち受けているのです。


純粋な歓び {Pure joy}

ALAIAは波の上に立つための最小限の機能を備えたツールです。
薄い木の板は、ごく微細な柔軟性を持っており、乗る人の動きやバランスにとてもフィットします。
足もとのすぐ下に水の流れを感じる感覚は、格別のものがあります。
ほぼフラットでフィンのないボードは、信じられないくらいの速度が出ます。
普通のボードのように浮くことは出来ませんが、それはパドリングをしている時間よりも泳いでいる時間のほうが長いことを意味します。
最初のころは、なんとか目的地に早く辿り着くことだけを考えているため、不満に感じるかもしれませんが、ある日、自分のバランス感覚や流動力学的な進化が深い満足と喜びを与えてくれていることに気がつくのです。
パドリングはただ頂点に辿り着くための"ただ一つの道"ではなくなり、全ての流れの中の一部になります。 乗り手は文字通り波の下に飛び込み、そしてそれを心から楽しんでいる自分も発見します。
特に、沖縄の澄んだ水の中では、目を開けて海の中から波の横顔を堪能することができます。
ALAIAは魔法を取り戻し、乗る人に笑顔を取り戻させてくれるのです。


社会的/政治的 {Statement}

元来サーフィンは最高の自由を追求する,自然のリズムと調和出来るライフスタイルであった。
波は自分たちが描きたい想像を表現出来る最高のキャンバスである。
しかし,現在このサーフィン元来の精神は消費大国の広告戦略に乗っ取られ,ブランド化、商品化、ファッション化され、激しい市場競争のアイテムとなりつつある。
現代、多くのサーファーはオルタナティブな意識のつもりでいるが、周り殆どのサーファーが、ユニフォーム的で同じようなファッション、音楽,夢.会話、、さらに同じ様な乗り方、同じようなボードを持つ、 それはマスメディアや媒体に洗脳され、同じ道を通る事に殉じてしまっているから、結局みんな同一化されてしまうのである。
アライアはこの市場戦略から逃れる一つの道でもある。
アライアは媒体のイメージから解かれた本当の自分の楽しみや本当のやりたい事は何かを気づかせてくれる。


持続可能な開発 {Sustainability}

ALAIAは99.9%天然木から作られており、その製造過程においてほんの少しの接着剤しか使っていません。
エポキシボンドがよく使われていますが、今は新しい生態分解性のボンドを使うことが出来ます。
木はアマニ油とビーズワックスで下地塗りすることが出来ます。
ALAIAは、複雑な機械や消費燃料のかかるツールを使うことなく、100%手作りすることが出来ます。
木はその土地に敬意を払いながら、その土地に生えている様々な種類の木が使われるのが理想です。
こうした意味で、ALAIAは究極的に環境に優しい商品なのです。


分かち合い {Sharing}

サーフィンのストークは、分かち合うことでした。
仲間と一緒に素晴らしかったセッションを分かち合うこと以上の歓びはありません。
しかし、時には、分かち合いは、自分の技の見せ合いに転じてしまうこともあります。
ALAIAの精神は、真摯な分かち合いというエッセンスを取り戻させてくれます。


引く {Subtraction}

すべての物欲を補う消費競争はピークに達した。常に,もっと,もっと,,という精神の象徴。現代のシステム(社会、経済)が複雑に先例がないほど上昇し、歯止めが利かない、、。
サーフボードも同じ流れに呑まれ、コンピューター化された設計、新素材、新技術などハイテクノロージー化されている。
フィンのモデルだけでも無数のバリエーションがあり、広告戦略も壮大、全てそれらの過程には莫大なエネルギーや投資が掛かる。
しかし、それは何の為?
単純に波に乗る喜び?あるいは常に新商品を排出しなければならない市場の為?
実はシンプルで効果的なプロセスがある。それは「足す= more」ではなく「引く= subtract」行為である。
常に物を排出し続けたり、技術を向上する事ばかりに執着せず、逆に現状から無駄を省いて行く事をプロセスとし、何が必要で,必要じゃないか?
最低限必要な物を自分で見極めれた時、物の本質が見えてくる、そして、純粋に物と自分との自然な関係性を感じる。